板の矧合せに使う鋲。
各種素材の釘、各種素材のリベットを試した上でたどりついたお薦め、それは普通のネジ。
まずは釘のダメなとこを解説。
釘は意外と本体部分の直径が細いので叩くと座屈し易い。
真上から叩かないと左図のように途中でクニャッと曲がる。
鋲の代用として使う場合、もっと作業条件が悪いのできれいに先端を叩きつぶせることはマレ。
鋲として使える太さの釘と言うと直径3mmくらいから。で、それをいちいち鋲として適当な長さにカットするのも面倒で、カットする部分も無駄。
座屈しないくらい太い釘となるとヘッド部分の直径は1cmくらいにはなるんじゃ?表面に出てくるのがこんなに大きくてはジャマでしょうがない。
次に市販のリベット。
アルミ製のが加工し易くて多用してきたけど、太さ 長さ ヘッド形状のバリエーションが少ない。
販売店でも在庫が豊富じゃない。などの理由で使い勝手が悪い。
で、目をつけたのがネジ。
太さ 長さ ヘッドの形状が色々揃っていてとても便利。安くてどこでも手に入る。
普通に売ってるだけでも↑こんなにバリエーションがある。低頭と皿は表面を平らにし易い。バインド、トラス、なべは叩いて尖らせれば小星にもできる。
もともと転造で作ってあるので素材としても軟らかい。ガスコンロでちょっと焼き鈍しするだけで更に加工し易くなる。
どれくらい軟らかいか?
ネジ頭の十字穴はちょっと油断したりすると簡単にドライバーでなめてしまうでしょ。
だまされたと思って一回使ってみて。どうせ1袋100円くらいのものだから。